こんばんは。kogasanaです。
うちの近くでも雨風が強くなりました。台風の進路エリアにお住いの方は十分ご注意くださいね。。うちもアパートのシャッターを閉めて台風が無事に過ぎることを祈っています。
さて、先ほどコミッションのお話をしましたが、アニメーターさんにこそコミッションをやってほしいですね。
理由その1 お金をもらって絵を描くということがやりがいにつながり・・・
結果、いい作品を生み出すことができるようになります。アニメーターさんは寝るとき以外絵を描く覚悟で業界に飛び込んで来いと言われるくらいシビアです。ならばその状況をチャンスに変えてしまえばいいわけです。毎日高品質な絵をハイスピードで描いているわけですからこれほどいい仕事はないでしょう!
理由その2 個人と言えども顧客からの要求に応えるという
難しさに苦労したり、お客さん(依頼者)から喜んでもらえたときや指摘をいただいた時の嬉しさや反省の気持ちはその人を一番成長させると思います。
理由その3 原画や絵コンテに進んだ時の糧になる
日常の何気ない仕草や表情を描くのって意外に難しいです。自分もしょっちゅう悩んで時間をかけてしまって結局妥協・・・という感じになってしまっています。コミッションで色々なイラストを描きます!と宣伝しておけばそれだけ仕事を得るチャンスも大きくなるしコミッションでの経験が現場に生きてくるわけです。私も趣味とはいえ絵を描いていますから大体のイメージは尽きます。
これだけ見ると問題がないように見えますが、実は課題も考えられるのです。
課題その1 コミッションをやる時間をとれるか・・・
アニメーター(動画)が1日にできる枚数はマックス20枚(いっても30枚)くらいと言われています。1日12時間労働だとして計算すると1時間当たり1.5~2.4枚くらいでしょうか。動画の単価は220円くらいとなので時給換算すると330円~530円くらいでしょうか。従業員として雇えば完全に労働基準法違反です。
それならば仕事は早々に切り上げてコミッションにと考えるのですが、会社がそれを許してくれるかが私にはわかりません。おそらく「お前、これ終わるまで帰るなよ!」という風潮のある会社もあることでしょう。
課題その2 会社の理解を得られるか
アニメ業界は最近少しずつ変わりつつあります。社員の工数管理をする会社や3DCDをフル活用して工数を大幅に削減する会社もあります(NHKの番組でやってました)。しかしこれだけアニメ業界の終焉が叫ばれている中、大きな改革は進んでいません。それだけこれまでのしがらみにとらわれている業界ということだといえるでしょう。そんな会社に新しいことをやりたいんです!と言っても「何バカなこと言ってるんだ」と怒られるかもしれません。日本は平和でいい国ですが、堅物すぎる上司・経営者が多すぎるんですよね・・・
でもアニメ会社で経験を積めば、最悪そこの会社でうまくいかなかったとしてもみんなのあこがれの「アニメーター」になったわけですから、自信をもって夢に突き進んでいただければ嬉しいです。
【お願い】もし私の記事で「ここはおかしい」、「これは違うだろ!」というところがありましたら遠慮なくコメントで教えてください。私ももっと業界の勉強をしたいのでよろしくお願いいたします!