カール髪が苦手です。イラスト制作にかける最低限でOK!
はじめに
今回は2つのテーマでお話しします。
ひとつ目は、カールの髪型が描けなかったという話です。
先日公開した動画でセラスちゃんのイラストを制作したのですが、カールした髪型の部分でものすごく苦戦しました。
動画をご覧になった方はお気づきかもしれませんが、あの動画の途中で画面がよく止まっていたのが、カール髪型と格闘していた時間です。
ふたつ目は、イラスト制作にかけるお金の話です。
ある有名なイラストレーターさんが「絵に関するものにはお金をバンバン使え」とおっしゃっていました。
それに対して私がどう思うか、経験をもとにお伝えしたいと思います。
カールの髪型が描けない理由
前回の動画でセラスちゃんのイラストを制作した際、カールした髪型の部分でかなり時間がかかりました。
「なんか違うな」と感じながら消して描き直して、また消して……という繰り返しでした。
なぜ描けないかを考えてみると、カールや縦ロールの髪型は立体的な螺旋形状をしているからです。
平面のキャンバスに描こうとするとき、その螺旋の立体構造が頭の中でイメージできていないと、どうしても平面的な絵になってしまいます。
この悩みを視聴者さんに相談したところ、こんなアドバイスをいただきました。
「カールの螺旋形状がイメージできていないのが原因ではないか。紙を細長く切って、円錐形のものに巻きつけてみると、形がイメージしやすくなりますよ」
なるほど、と思いました。
実際に手を動かして立体の形を確かめることで、描くときのイメージが固まるということですね。
見たことがない、触れたことがない形を描こうとするのは難しいです。
立体的な形を実際に目で見て、手で触ることで初めて「ああ、こういう形なんだ」と理解できることがありますよね。
円錐形のものを探してみた
円錐形のものって身近にどんなものがあるだろうと考えてみました。
視聴者さんからは「くれぐれもお金をかけないでください」と気を遣っていただいていたので、なるべく安く手に入るものを探しました。
思いついたものをどんどん挙げてみます。
- アイスクリームのコーン……形はバッチリだが食べてしまう
- カラーコーン……円錐形だが家に置く場所がない
- 鉛筆の削った先……小さすぎて紙テープを巻くのが難しい
- クリスマスツリー……シーズンでもなく持っていない
- パーティークラッカー……円錐形に近く百均で手に入る
- ペッパーミル……すでに持っているので、買うのはちょっと
いろいろ考えた結果、パーティークラッカーが一番現実的という結論になりました。
あの、引っ張るとパーンってなるやつです。
百均で手に入ることが多いので、今後購入して実際に試してみようと思っています。
コピー用紙を細長く切ってパーティークラッカーに巻きつけることで、螺旋形状を手で体感することができます。
それをじっくり眺めて、いろんな角度から見ることで、描くときのイメージが掴めるといいなと期待しています。
私が苦手な髪型・装飾まとめ
今回のカール髪型をきっかけに、自分が苦手な髪型や装飾を改めてまとめてみました。
苦手なものは大きく4つあります。
1. カール髪型・巻き髪
螺旋形状の立体イメージが掴めないので、描くと平面的になってしまいます。
円錐を使った練習で少しずつ克服していきたいと思っています。
2. 縦ロール
過去にアイカツの東堂ゆり香ちゃんのイラストを描いたことがあります。
一応描いたのですが、縦ロールに近いといえば近いものの、完全にはなっていないという中途半端な結果でした。
カールの練習で一緒に克服できるといいなと思っています。
3. 三つ編み
三本の毛束が交互に絡み合う構造を理解していないと、描き方がわからないんですよね。
立体的な構造を把握できていないので、描こうとすると迷子になります。
4. フリル・プリーツ
フリルやプリーツスカートのような、ひだのある表現がとても苦手です。
柔らかい布がひらひらと重なる立体感を出すのが難しくて、どうしても固くなってしまいます。
共通点を考えると、どれも「立体的な構造を持つ形を平面に落とし込む」という点で難しいものばかりです。
立体の形をきちんと理解することが、すべてに共通する解決策なのかもしれないと感じています。
イラスト制作にお金はどれくらいかかるか
ある有名なイラストレーターさんが「絵に関するものにはお金をバンバン使え」とおっしゃっていました。
私はこれについて「半分正しくて半分間違っている」と思っています。
まず「半分正しい」部分について説明します。
デジタルでイラストを描く場合、最低限の環境を整えることは必要です。
具体的には以下の3点が必須だと思います。
1. パソコン
私が今使っているのは2020年に購入した約20万円のパソコンです。
動画編集の仕事案件もあったので少しハイスペックなものを購入しましたが、イラストを描くだけであれば10〜15万円程度でも十分対応できると思います。
2. 液タブまたは板タブ
液タブとはモニター一体型のペンタブレットのことで、画面に直接描くことができます。
私は3年前のセールで約36,000円の液タブを購入しました。
Wacomの安いモデルであれば現在も3〜4万円程度で購入できます。
3. ペイントソフト
私が使っているのはクリップスタジオペイント(クリスタ)です。
無期限版の買い切りで現在29,800円です。
サブスクリプションのプランもありますが、長期的に使うなら買い切りの方がコストパフォーマンスがよいと思います。
以上3点の合計をざっくり計算してみます。
パソコンを15万円として、液タブが3〜4万円、クリスタが約3万円。
全部合わせると、おおよそ20〜23万円程度になります。
パソコンや液タブをすでにお持ちの方であれば、クリスタの3万円程度でほぼ環境が整います。
パソコンを5〜7年使い続けることを考えると、月に換算すると数千円以下になります。
毎月の習い事や通信講座にかかる費用と比べると、初期費用はかかりますが悪くない数字だと思います。
有料教材は必要か
「半分間違っている」部分とは、有料の教材や講座にお金をかけることです。
私はこれについて「基本的には必要ない」と考えています。
その理由をお伝えします。
まず、現在はYouTubeに無料で素晴らしい教材がたくさんあります。
プロのイラストレーターさんが毎月のように丁寧な解説動画を公開してくださっています。
これをひたすら見て実践するだけでも、十分に勉強できます。
有料の講座や教材の問題点は「あれも学べる、これも学べる」というセット型のものが多いことです。
たくさんのコンテンツが詰まっていると、全部勉強しようとして消化不良を起こしてしまいます。
高級バイキングに行ったとしても、食べられる量は決まっていますよね。
いろんなものを少しずつ食べて、お腹がいっぱいになって、結果的に何も身につかない、という状態になりがちです。
私も過去に有料の教材を購入したことがありますが、正直なところ埃をかぶっているものがあります……。
それよりも効果があったのは、実際に描いてSNSに発信することでした。
Xにイラストをあげると、プロの方が具体的なアドバイスをくださることがあります。
「ここの透明度をこうするといい」「陰をこういう風に落とすといい」といった具体的なコメントをいただけることがあります。
これは有料の添削サービスにも引けを取らない価値があると思っています。
もし有料でお金をかけるとしたら、個別の添削サービスがおすすめです。
自分のイラストを見てもらって、自分の弱点に特化したアドバイスをもらう方が、効率よく上達できます。
参考書については「絶対にこれが欲しい」という一冊を絞って購入する方がよいと思います。
私が今日々使っているのは、視聴者さんからプレゼントしていただいた60秒ドローイングの本です。
毎日これをおこなっていて、先日ようやく1枚目が終わって2枚目に入ることができました。
まとめ
イラスト制作でお金をかけるべきは「環境」だけで、教材や講座には基本的にかけなくてよいというのが私の結論です。
それよりも無料で学んで、SNSで発信して、フィードバックをもらうことの方がずっと大切だと感じています。
カール髪型については、円錐形のものに紙テープを巻きつけて立体イメージを掴む練習を試みていきます。
縦ロール・カール・三つ編み・フリルという4つの苦手を、少しずつ克服していきたいと思います。
視聴者さんから「今あるものでなんとかする方が楽しい」というアドバイスをいただきました。
本当にその通りで、工夫すること自体も練習のひとつだと感じています。
ぜひ参考にしてみてください。
