普段から写真を撮るだけで画力が上がる?資料収集と60秒ドローイングで上達した話
はじめに
イラストや漫画を描いていると、「背景の資料がない」「練習を続けるのが難しい」という壁にぶつかることはありませんか?
今回は、沼津旅行をきっかけに気づいた「資料写真を普段から集めることの大切さ」と、最近取り組んでいる「60秒ドローイング」の実践報告、そして継続することの重要性についてお伝えします。
どれも今日からすぐに実践できることなので、ぜひ参考にしてみてください。
資料として写真を残しておく大切さ
先日、沼津に1泊2日で行ってきました。
旅行中にいろいろ写真を撮ってきたのですが、あとからふりかえって「建物の写真ももっと撮っておけばよかった」と感じました。
というのも、視聴者さんから「地方だと、都会っぽい建物の資料がなかなか手に入らない」というお話をいただいたからです。
試しに秋葉原駅周辺の路地裏や街並みの写真を送ってみたところ、すごく喜んでいただけました。
私にとっては見慣れた風景でも、地方に住んでいる方からすると、ビルが密集している風景、狭い路地、看板、都会特有の建物は、かなり貴重な資料になるそうです。
自分の「当たり前」が、誰かにとって「貴重な資料」になりえる、ということを改めて感じました。
逆に、私自身も久しぶりに金沢へ行った時に、「昔あった建物がなくなっている」「街並みがかなり変わっている」ということが結構ありました。
今見ている風景が、数年後にはなくなっている可能性があるということです。
だからこそ、資料として写真を残しておくことには大きな意味があります。
日常のすべてが資料になる
特にイラストや漫画を描く方は、スマホでいいので、普段から写真を撮る習慣をつけることをおすすめします。
写真を撮るべき場所は、特別な観光地だけではありません。
- 普通の住宅街
- 商店街
- 路地裏
- 公園
- 川・山・海
- 古い建物
- 駅前
こういった日常的な場所が全部資料になります。
あるイラストレーターさんも「普段から写真を撮ると、背景や資料の引き出しが増える」とおっしゃっていました。
引き出しが多ければ多いほど、イラストを描く時の選択肢が広がります。
私は東方Project系の作品を描くことが多いので、自然、山、神社、川、少し古い町並みといった風景の方が使いやすいと感じています。
なので今後は、自然系の写真をもっと意識して撮っていきたいと思っています。
最近はスマホのカメラ性能も高いので、高級カメラがなくても十分です。まずは今日、いつもの道の写真を1枚撮ってみることから始めてみてください。
60秒ドローイングで特徴を捉える力を鍛える
最近ずっと続けているのが「60秒ドローイング」です。
今のところ、だいたい1週間〜10日くらい続けています。最初は目覚まし時計を描き、その後は人参を描いています。
視聴者さんから「描く前に、まず頭の中でイメージしてください」というアドバイスをいただきました。まだ完全にはできていないですが、少しずつ意識するようにしています。
実際にやってみて感じたのは、「短時間で特徴を捉える力」がかなり鍛えられるということです。
60秒という制限があるので、細かいところより「この形のいちばんの特徴はどこか」を考えながら描く必要があります。
視聴者さんも一緒に描いてくださっているのですが、皆さん本当に上手で、「特徴を捉えるのがうまいな」と毎回感じています。
私の場合、細かい部分から描き始めてしまって、全体のバランスが崩れることが多かったのですが、60秒ドローイングを続けることで「まず大きな形を取る」「外側を先に描く」「細部はあとから」という意識が少しずつついてきています。
これはデッサンの基本である「全体から部分へ」という進め方と同じで、イラスト全体に役立つ考え方です。
60秒右脳ドローイングという本
今取り組んでいるのは『60秒右脳ドローイング』という本です。
久しぶりに読み返したのですが、「これ、今年中には終わらないな……」と思いました(笑)
人体やポーズなど内容がかなり深いので、2〜3年かけて付き合っていく本になりそうです。
紙の本も持っているのですが、描きながら読むのが大変だったので、Kindle版も購入しました。
タブレットにKindleを表示しながら描ける環境を作ったので、だいぶ使いやすくなりました。
この本は「観察力の鍛え方」「右脳を使った描き方」など、イラスト全体に役立つ考え方が詰まっています。初心者の方にも、上達が止まった気がしている経験者の方にもおすすめです。
継続こそが最強の上達法
60秒ドローイングをやっていて改めて感じたのは、「毎日少しでも継続することが大事」ということです。
60秒ドローイングは、準備や録画も含めると3〜5分くらいで終わります。
SNSを5分見る時間、ショート動画を見る時間を少し減らすだけで、十分できます。
毎日8時間練習する必要はありません。むしろ、忙しい日でも5分、普通の日でも15〜30分を継続する方が大事だと思っています。
「休日に8時間だけ描いて、1週間何もしない」というのは、技術の定着という意味ではあまり効果的ではありません。
スポーツや楽器と同じで、毎日少しずつ触れていることで「手が覚えている状態」が保たれます。
私の場合、デフォルメキャラなら15時間くらい、普通頭身なら30時間くらいかかることが多いです。
1日15分でも続ければ、デフォルメキャラなら2ヶ月ほどで完成できる計算になります。
大事なのは、毎日の習慣として絵を描くことを生活に組み込むことです。
まとめ
今回は、資料写真を普段から集めることの大切さ、60秒ドローイングの実践報告、継続の重要性についてお伝えしました。
「いつもの道を写真に撮る」「今日5分だけ60秒ドローイングをやってみる」、どれも小さな一歩ですが、積み重ねることで数ヶ月後には大きな差になります。
ぜひ今日から一つでも試してみてください。一緒に上達していきましょう。
